看護師が投資を始める前にやってはいけないこと5選|NISA初心者の注意点

NISA・資産運用
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「NISAを始めた方がいいのはわかっているけれど、失敗するのが怖い」

「夜勤手当やボーナスを投資に回した方がいいのかな」

「SNSで紹介されている商品を買えば大丈夫?」

このように迷っていないでしょうか。

看護師は、収入が比較的安定している一方で、夜勤手当、残業代、オンコール手当、ボーナスなどによって、月ごとの手取りが変わりやすい職業です。

忙しい勤務の合間にSNSを見ると、

  • NISAは早く始めないと損
  • 毎月できるだけ多く積み立てるべき
  • この投資信託を買えば間違いない
  • 暴落したら早く逃げた方がよい

といった情報が目に入ることもあります。

しかし、投資初心者が最初に確認したいのは、どの商品を買うかだけではありません。

生活を守りながら、値下がりしても続けられる準備ができているか

を確認することが大切です。

この記事では、看護師がNISAや投資を始める前に避けたい5つの行動と、代わりに何をすればよいかを解説します。

NISAの口座開設から積立設定までの流れを先に確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

看護師のNISAの始め方|初心者向けに口座開設から積立設定まで解説


結論|投資を始める前に避けたい5つの行動

看護師が投資を始める前に避けたい行動は、次の5つです。

  1. 生活防衛資金がないまま始める
  2. SNSで紹介された商品を理解せずに買う
  3. 夜勤手当やボーナスを前提に積立額を上げる
  4. 短期売買で早く増やそうとする
  5. 値下がりしたときに感情だけで売る

大切なのは、投資をしないことではありません。

失敗しやすい状態のまま、焦って始めないことです。

商品を選ぶ前に、投資を続けられる家計と仕組みができているかを確認します。

① 生活防衛資金がないまま投資を始める

最初に避けたいのは、急な出費に対応できる現金がない状態で投資を始めることです。

NISAは、投資によって得た利益を非課税にできる制度です。

しかし、NISAを利用しても、購入した投資信託や株式の元本が保証されるわけではありません。

投資した金額は、必要になった時点で値下がりしている可能性があります。

看護師にも急な収入減少は起こる

看護師は資格職ですが、失業しにくいことと、収入が途切れないことは同じではありません。

例えば、次のような状況が考えられます。

  • 体調を崩して休職する
  • 腰痛などで勤務を続けられなくなる
  • 人間関係や疲労から退職する
  • 家族の介護が必要になる
  • 夜勤ができなくなり手取りが減る
  • 車の修理や家電の買い替えが重なる
  • 転職や引っ越しが必要になる

このときに現金がなければ、値下がりしている投資商品を売却したり、カードローンなどを利用したりする可能性があります。

代わりにすること

まずは、すぐに使える預金を準備します。

必要な金額は、生活費、家族構成、働き方、休職時の保障などによって異なります。

最初から大きな金額を目標にすると動けなくなる場合は、次の順番でも構いません。

  1. まず生活費1か月分を確保する
  2. 車検や家電など、近い将来の支出を分ける
  3. 生活防衛資金を少しずつ増やす
  4. 家計に影響しない少額から投資を検討する

生活防衛資金の目安は、以下の記事で詳しく解説しています。

看護師の生活防衛資金はいくら必要?|独身・既婚・子育て世帯別に解説


② SNSで紹介された商品を理解せずに買う

次に避けたいのは、SNSや動画で紹介された商品を、内容を確認せずに購入することです。

SNSでは、短く強い言葉の方が目に入りやすくなります。

例えば、

  • 今買うべき銘柄
  • 最強の投資信託
  • NISAはこれだけでよい
  • 短期間で資産が増えた
  • この商品を買わないと損

といった投稿です。

しかし、他の人に合う商品が、自分にも合うとは限りません。

投資目的、収入、生活費、家族構成、投資期間、値下がりへの耐性は、人によって異なります。

買う前に確認したい5項目

紹介された商品を買う前に、最低限、次の内容を確認します。

  1. 何に投資する商品なのか
  2. どの国や地域に投資するのか
  3. どの程度値下がりする可能性があるのか
  4. 保有中にどのような費用がかかるのか
  5. なぜ自分はこの商品を長く持てると思うのか

この5項目を自分の言葉で説明できない場合は、急いで購入しない方が安全です。

誰が紹介したかより、商品の中身を見る

有名な発信者や知人が紹介していても、最終的に投資判断をするのは自分です。

商品名だけでなく、投資信託の目論見書や証券会社の商品ページで、投資対象とリスクを確認します。

「有名だから」ではなく、自分が理解でき、長期で保有できるかで判断しましょう。

発信者の知名度ではなく、商品の中身と自分の投資目的を確認します。

③ 夜勤手当やボーナスを前提に積立額を上げる

投資を始めると、

「早く資産を増やしたい」

「NISAの枠をできるだけ使いたい」

と考えやすくなります。

しかし、最初から積立額を高くしすぎると、家計が苦しくなったときに続けられません。

看護師の手取りは毎月同じとは限らない

看護師の給与には、次のような変動収入が含まれることがあります。

  • 夜勤手当
  • 残業代
  • オンコール手当
  • 呼び出し手当
  • 休日勤務手当
  • ボーナス

これらを毎月確実に受け取れる収入として積立額を決めると、異動、休職、夜勤回数の減少などがあったときに負担が大きくなります。

例えば、夜勤が多かった月の手取りを基準に月5万円を設定しても、夜勤が減れば生活費を圧迫する可能性があります。

代わりにすること

積立額は、基本給などの安定した収入を中心に考えます。

次の順番で確認するとわかりやすくなります。

  1. 夜勤手当や残業代を除いた手取りを確認する
  2. 毎月の生活費を差し引く
  3. 近い将来に使うお金を取り分ける
  4. 生活防衛資金への貯金額を決める
  5. 残った範囲から積立額を決める

最初は月3,000円、5,000円、1万円など、生活に影響しない金額から始めても構いません。

大切なのは、最初の金額を大きくすることではなく、相場が下がったときにも続けられることです。

積立額の決め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

看護師のNISA積立額はいくらが正解?|月1万円から無理なく始める考え方

夜勤手当や残業代を前提にせず、安定収入をもとに積立額を決めます。

④ 短期売買で早く増やそうとする

短期間で大きく増やそうとして、値上がりしそうな商品を繰り返し売買することにも注意が必要です。

短期売買では、次の判断を何度も繰り返します。

  • 何を買うか
  • いつ買うか
  • どこまで上がるか
  • いつ売るか
  • 下がったときに損切りするか
  • 別の商品へ乗り換えるか

看護師は、勤務中に患者の状態や治療の優先順位など、多くの判断をしています。

仕事で疲れたあとに投資でも判断を繰り返すと、感情やSNSの情報に影響されやすくなります。

短期売買がすべて悪いわけではない

短期売買そのものを否定する必要はありません。

ただし、

  • 初心者
  • 長期的な資産形成が目的
  • 投資に多くの時間を使いたくない
  • 値動きを見ると不安になる

という看護師には、負担が大きい方法です。

代わりにすること

初心者が長期的な資産形成を目的とするなら、次のような仕組みの方が続けやすくなります。

  • 投資目的を決める
  • 低コストの商品を候補にする
  • 投資先を分散する
  • 毎月自動で積み立てる
  • 短期の値動きで判断しない
  • 定期的に家計と積立額を確認する

NISAは、短期間で利益を出すためだけの制度ではありません。

忙しい看護師ほど、毎日の判断を減らせる仕組みを作ることが重要です。


⑤ 値下がりしたときに感情だけで売る

投資を続けていると、資産額が大きく減る時期があります。

このとき、

  • これ以上下がるのが怖い
  • 含み損を見たくない
  • SNSで悲観的な投稿が増えた
  • 売れば不安から解放される
  • 別の商品へ乗り換えた方がよい気がする

と感じることがあります。

しかし、不安だけを理由に売却すると、当初の投資計画から外れてしまいます。

暴落時に初めて方針を考えない

値下がりしてから売るかどうかを考えるのではなく、投資を始める前にルールを決めておきます。

例えば、次のようなルールです。

  • 生活費には使わない
  • 近いうちに使うお金は投資しない
  • 積立額は無理のない範囲にする
  • 相場を毎日確認しない
  • SNSを見てその日に売買しない
  • 不安になったら、投資目的を確認する
  • 商品の中身や自分の生活設計が変わったときに見直す

「値下がりしたら絶対に売ってはいけない」という意味ではありません。

生活状況、投資目的、商品の内容が変わった場合は、見直しが必要です。

避けたいのは、価格が下がったという理由だけで、その場の感情によって売ることです。

暴落時の考え方は、以下の記事で詳しく解説しています。

暴落が怖い看護師へ|投資で最も重要なのは「続けること」

値下がりだけで判断せず、家計、投資目的、商品の内容を順番に確認します。

すでに失敗しやすい状態で始めている場合の対処法

この記事を読み、

「すでに積立額を上げすぎている」

「SNSで見た商品を買ってしまった」

と気づいた方もいるかもしれません。

始めたあとでも修正できます。

生活防衛資金が少ない

積立額を減らす、または一時的に貯金の割合を増やします。

投資を続けることより、急な出費に対応できる状態を優先します。

積立額が負担になっている

積立額はいつでも見直せます。

減額は失敗ではありません。

生活を圧迫して売却するより、続けられる金額へ下げる方が現実的です。

商品の中身がわからない

すぐに売買せず、投資対象、手数料、値動き、目論見書を確認します。

理解できない場合は、追加購入を止めてから整理します。

商品を増やしすぎた

商品ごとの役割を確認します。

同じ指数へ連動する商品や、投資先が重複している商品が複数ないか整理しましょう。

相場を毎日見てしまう

証券アプリの通知を減らす、確認日を決める、ホーム画面からアプリを外すなど、見る回数を減らす仕組みを作ります。


看護師が投資を始める前のチェックリスト

次の項目を確認してから、NISAや投資を始めましょう。

  • 毎月の手取りを把握している
  • 毎月の支出を大まかに把握している
  • リボ払いやカードローンなどを確認した
  • 急な出費に備える現金がある
  • 近いうちに使うお金を分けている
  • 投資の目的と期間を説明できる
  • 購入する商品の中身を説明できる
  • 積立額が夜勤手当や残業代に依存していない
  • 資産が値下がりする可能性を理解している
  • 値下がりしたときの行動を決めている

すべてを完璧に整える必要はありません。

ただし、生活費が不足する状態や、商品を理解していない状態で焦って始める必要もありません。

口座開設や商品選びの前に、家計、生活防衛資金、積立額、投資目的を確認します。

よくある質問

生活防衛資金が全額貯まるまでNISAを始めてはいけませんか?

必ずしも、目標額の全額が貯まるまで投資を禁止する必要はありません。

まず一定の現金を確保し、その後は貯金を優先しながら、ごく少額で投資に慣れる方法もあります。

ただし、毎月の収支が赤字の場合や、急な出費へ対応できない場合は、投資より家計改善を優先した方が安心です。

NISAは月いくらから始めればよいですか?

すべての看護師に共通する正解はありません。

夜勤や残業が多かった月ではなく、安定した収入から生活費と貯金額を差し引き、無理なく残る金額を基準にします。

月3,000円や5,000円から始め、家計に余裕が出てから増額する方法でも構いません。

ボーナスを一括投資してもよいですか?

生活防衛資金、車検、税金、家電の買い替え、旅行など、近い将来の支出を確保したうえで判断します。

ボーナスの全額を投資へ回すのではなく、貯金、予定支出、投資へ分ける方が家計を管理しやすくなります。

暴落したら積立を止めた方がよいですか?

値下がりしたという理由だけで、積立を止める必要があるとは限りません。

ただし、生活費が不足している、積立額が負担になっている、近いうちに使うお金を投資している場合は、相場に関係なく積立額を見直します。


まとめ|看護師の投資は「無理なく続けられる準備」から始める

看護師が投資を始める前に避けたい行動は、次の5つです。

  1. 生活防衛資金がないまま始める
  2. SNSで紹介された商品を理解せずに買う
  3. 夜勤手当やボーナスを前提に積立額を上げる
  4. 短期売買で早く増やそうとする
  5. 値下がりしたときに感情だけで売る

投資で失敗しにくくするために必要なのは、将来の値動きを当てることではありません。

  • 急な出費に備える
  • 余裕資金で始める
  • 理解できる商品を選ぶ
  • 無理のない金額を設定する
  • 判断回数を減らす
  • 値下がりしたときのルールを決める

という準備です。

特に看護師は、仕事だけでも多くの判断をしています。

投資まで複雑にするのではなく、生活を守りながら続けられる仕組みを作りましょう。

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楽天証券とSBI証券どっちがいい?|初心者看護師向けに比較


参考資料

NISAや投資には元本割れの可能性があります。この記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の商品や投資行動を推奨するものではありません。投資の判断は、家計や目的、リスクを確認したうえで行ってください。

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