固定費改善実践編⑤|奨学金返済は繰上返済すべき?投資すべき?|看護師が迷うお金の優先順位
前回の記事では、
看護師にとって大きな固定費である
自動車費
について解説しました。
車は必要な支出ですが、
維持費やローンを含めた総コストで考えることが重要でした。
そして今回扱うのは、
若手看護師から相談を受けることが非常に多いテーマです。
それが、
奨学金返済と投資の優先順位
です。
- 奨学金を早く返した方がいい?
- NISAを始めた方がいい?
- 繰上返済した方が得?
と悩む方は少なくありません。
この記事では、
看護師が利用することの多い奨学金制度も含めて、
どのように考えるべきか解説します。
目次
- 奨学金は借金なのか
- 看護師が利用する奨学金制度
- 繰上返済のメリット
- 投資のメリット
- 私の考え方
- 判断フローチャート
- まとめ
- 初心者におすすめの参考図書
- 参考文献・引用元
奨学金は借金なのか
まず結論から言うと、
奨学金の多くは
借金(教育ローン)
です。
特に、
日本学生支援機構(JASSO)の
第二種奨学金は、
利息が発生します。
そのため、
返済計画を考えることは重要です。
ただし、
奨学金は住宅ローンやカードローンとは性質が異なります。
教育への投資として利用したお金でもあります。
必要以上に恐れる必要はありません。
看護師が利用する主な奨学金制度
日本学生支援機構(JASSO)
多くの看護学生が利用。
病院奨学金
卒業後、
一定期間勤務することで返済免除となる制度。
自治体修学資金
へき地医療や地域医療確保を目的としている場合がある。
看護師等修学資金
都道府県が実施。
条件を満たせば返還免除制度もある。
まず確認したいこと
奨学金返済を考える前に、
まず確認したいのが
返済免除制度の有無
です。
病院奨学金や自治体修学資金では、
勤務継続により返済が免除されるケースがあります。
この場合、
繰上返済は基本的におすすめできません。
繰上返済のメリット
心理的負担が減る
借金がなくなる安心感があります。
確実なリターン
返済した分の利息負担を減らせます。
家計管理がシンプルになる
毎月の返済がなくなります。
投資のメリット
一方で、
近年は新NISAが利用できるようになりました。
長期投資では、
年3〜7%程度の期待リターンが語られることもあります。
もちろん将来の利益は保証されません。
しかし、
低金利の奨学金であれば、
投資を優先する考え方もあります。
山崎元氏の考え方
山崎元氏の
超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! [ 山崎元 ]
では、
低金利の借入は慌てて返済せず、
資産形成とのバランスを考える重要性が説明されています。
私もこの考え方に近いです。
私の考えるお金の優先順位

奨学金返済の判断フローチャート

まとめ
奨学金返済と投資に
絶対的な正解はありません。
ただし、
私が優先したいのは
- 生活防衛資金
- NISA
- 返済免除制度確認
です。
特に看護師は、
病院奨学金や自治体修学資金など、
一般の会社員とは異なる制度を利用している場合があります。
まずは自分の制度内容を確認し、
そのうえで返済と投資のバランスを考えていきましょう。
次回は、
「クレジットカードローン・リボ払いが危険な理由」
について解説します。
初心者におすすめの参考図書
超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! [ 山崎元 ]
改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]

ジェイソン流お金の増やし方 改訂版 [ 厚切りジェイソン ]

参考文献・引用元
- 日本学生支援機構(JASSO)
https://www.jasso.go.jp/ - 厚生労働省 看護職員確保対策
https://www.mhlw.go.jp/ - 金融庁 NISA特設サイト
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/ - 文部科学省
https://www.mext.go.jp/

