看護研究を始める看護師におすすめの本3選|テーマ決め・アンケート・発表に役立つ参考書
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- はじめに
- 看護研究は「流れ」を理解すると進めやすい
- 今回紹介する本の選び方
- ① 黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
- この本がおすすめな看護師
- 看護師にとって役立つポイント
- 向いていない人
- 商品リンク
- ② ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
- この本がおすすめな看護師
- 看護師にとって役立つポイント
- 向いていない人
- 商品リンク
- ③ SMARTなプレゼンでいこう!
- この本がおすすめな看護師
- 看護師にとって役立つポイント
- 向いていない人
- 商品リンク
- 3冊を使うおすすめの順番
- ① 黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
- ② ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
- ③ SMARTなプレゼンでいこう!
- 看護研究で本を読むときのポイント
- テーマ決めで悩んでいるとき
- アンケートを作るとき
- 発表資料を作るとき
- この記事で紹介した本
- 黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
- ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
- SMARTなプレゼンでいこう!
- まとめ
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はじめに
看護研究を担当することになったとき、
「何から始めればいいかわからない」
「テーマの決め方が難しい」
「アンケートや統計が苦手」
「発表資料をどう作ればよいかわからない」
と感じる看護師は多いのではないでしょうか。
看護研究は、日常業務のなかにある疑問や困りごとを整理し、改善につなげるための大切な取り組みです。
しかし、初めて担当する場合は、研究テーマ、文献検索、研究計画書、アンケート作成、データ分析、発表資料作成など、やることが多く感じられます。
この記事では、看護研究を始める看護師に向けて、参考になる本を3冊紹介します。
看護研究は「流れ」を理解すると進めやすい
看護研究でつまずきやすい理由のひとつは、全体の流れが見えにくいことです。
看護研究は、いきなりアンケートを作ったり、統計を考えたりするものではありません。
基本的には、次のような流れで進みます。
・日常業務の疑問を見つける
・研究テーマを絞る
・文献検索をする
・研究計画を立てる
・倫理的配慮を確認する
・データを集める
・分析する
・結果をまとめる
・発表する
この流れを理解しておくと、今どの段階で何をすればよいのかが整理しやすくなります。
特に若手看護師が取り組む看護研究では、最初から難しい統計手法を使うよりも、研究の目的と方法を整理することが大切です。看護roo!の看護研究解説でも、若手ナースの看護研究では高度な統計手法が必ずしも必要ではない場合があると説明されています。
今回紹介する本の選び方
今回紹介する本は、以下の視点で選びました。
・看護研究の全体像を学べる
・テーマ決めや研究計画に役立つ
・アンケート調査やデータ分析に使いやすい
・発表資料作成に活かせる
・初めて看護研究を担当する看護師でも使いやすい
看護研究では、1冊ですべてを完璧に学ぶよりも、目的に合わせて本を使い分けるのがおすすめです。
① 黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
最初に紹介するのは、黒田裕子さんの『黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版』です。
この本がおすすめな看護師
この本は、看護研究の全体像をしっかり学びたい看護師におすすめです。
特に、
・初めて看護研究を担当する
・研究テーマの決め方を知りたい
・研究計画書の作成に不安がある
・質的研究と量的研究の違いを知りたい
・看護研究を基礎から学び直したい
という人に向いています。
看護師にとって役立つポイント
この本の良いところは、看護研究の流れを段階的に学べることです。
看護研究を始めるときは、
「テーマはこれでよいのか」
「文献検索はどこまでやればよいのか」
「研究計画書には何を書けばよいのか」
「倫理的配慮は何を確認すればよいのか」
と迷いやすいです。
この本では、研究疑問、研究倫理、文献検索、研究方法、量的研究、質的研究、質問紙法など、看護研究に必要な内容を幅広く確認できます。
看護研究全体の地図として使える一冊です。
向いていない人
一方で、ページ数が多く内容も本格的なので、短時間で要点だけ知りたい人には少し重く感じるかもしれません。
その場合は、最初から全部読もうとせず、今必要な章だけ読むのがおすすめです。
たとえば、テーマ決めで困っているなら研究疑問の章、アンケートを作るなら質問紙法の章、倫理審査で悩んでいるなら研究倫理の章、というように使うと読みやすくなります。
商品リンク
黒田裕子の 看護研究 Step by Step 第6版 [ 黒田 裕子 ]

② ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
次に紹介するのは、石井京子さん・多尾清子さんの『ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版』です。
この本がおすすめな看護師
この本は、アンケート調査を使った看護研究を行う看護師におすすめです。
特に、
・アンケートを作る予定がある
・質問紙調査の進め方を知りたい
・どのような質問項目にすればよいか悩んでいる
・集めたデータをどう分析すればよいかわからない
・t検定や集計方法に不安がある
という人に向いています。
看護師にとって役立つポイント
看護研究では、アンケート調査がよく使われます。
たとえば、
・新人看護師の不安
・患者指導の理解度
・研修前後の意識変化
・業務改善への満足度
・マニュアル活用状況
・災害訓練後の意識変化
などを調べるときに、質問紙調査は使いやすい方法です。
しかし、アンケートは作り方を間違えると、あとで分析しにくくなります。
たとえば、
・質問があいまい
・選択肢が重複している
・自由記載が多すぎる
・何を比較したいのか決まっていない
・分析方法を考えずに項目を作っている
といった状態になると、結果をまとめる段階で困りやすくなります。
この本は、質問紙調査の流れや注意点を確認するのに役立ちます。
向いていない人
この本は、質問紙調査とデータ分析に焦点を当てた本です。
そのため、インタビュー研究や質的研究を中心に行いたい人には、目的が少し違うかもしれません。
また、出版年はやや古いため、最新の研究倫理やオンライン調査ツールの扱いについては、施設のルールや最新資料もあわせて確認する必要があります。
ただし、アンケート研究の基本を学ぶ本としては、今でも参考にしやすい内容です。
商品リンク
ナースのための質問紙調査とデータ分析第2版 [ 石井京子 ]

③ SMARTなプレゼンでいこう!
3冊目は、前田圭介さんの『SMARTなプレゼンでいこう!』です。
医学書院の公式情報では、研究発表型と講演型の違いを踏まえ、プレゼンテーションの型を解説する内容として紹介されています。研究発表は、主にオリジナルデータを収集して分析し、学会や研究会で発表するものと説明されています。
この本がおすすめな看護師
この本は、看護研究の発表資料を作る看護師におすすめです。
特に、
・スライド作成が苦手
・発表資料が文字だらけになる
・研究結果をどう見せればよいかわからない
・発表で何を話せばよいか不安
・院内発表や学会発表を控えている
という人に向いています。
看護師にとって役立つポイント
看護研究は、研究を行うだけでなく、結果をわかりやすく伝えることも大切です。
せっかく良いテーマで研究しても、発表資料がわかりにくいと、聞き手に伝わりにくくなります。
看護研究の発表では、
・背景
・目的
・方法
・結果
・考察
・結論
を限られた時間で伝える必要があります。
このとき、スライドに文章を詰め込みすぎると、聞き手が理解しにくくなります。
『SMARTなプレゼンでいこう!』は、見やすく、伝わりやすいスライドを作る考え方を学びたい人に役立ちます。
向いていない人
この本は、研究計画や統計そのものを学ぶ本ではありません。
そのため、研究テーマや分析方法で悩んでいる段階では、先に看護研究の基本書を読む方がよいです。
一方で、研究発表や資料作成の段階に入ったら、とても使いやすい一冊です。
商品リンク

3冊を使うおすすめの順番
看護研究を初めて担当する場合は、次の順番で使うと進めやすいです。
① 黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
まずは、看護研究の全体像を確認します。
テーマ決め、文献検索、研究計画、倫理的配慮、研究方法など、看護研究の流れを理解するために使います。
② ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
アンケート調査を行う場合は、次にこの本を使います。
質問紙の作り方、調査の流れ、データ分析の考え方を確認しながら進めると、あとで集計しやすくなります。
③ SMARTなプレゼンでいこう!
研究結果がまとまってきたら、発表資料作成の段階で使います。
スライドの見せ方、発表の構成、聞き手に伝わる資料作成を考えるときに役立ちます。
看護研究で本を読むときのポイント
看護研究の本は、最初から最後まで完璧に読む必要はありません。
特に仕事をしながら研究を進める場合、まとまった読書時間を確保するのは難しいと思います。
そのため、今の段階に合わせて読むことが大切です。
テーマ決めで悩んでいるとき
テーマ決めで悩んでいるときは、まず日常業務の困りごとを書き出してみましょう。
たとえば、
・新人看護師が不安を感じやすい場面
・患者説明で伝わりにくい内容
・手術室や病棟でマニュアルが活用されにくい場面
・災害訓練後に行動が定着しにくい理由
・申し送りや記録で困っていること
などです。
そこから、
「なぜ起きているのか」
「改善するには何が必要か」
「調査できる内容か」
を考えていくと、研究テーマにつながりやすくなります。
アンケートを作るとき
アンケートを作るときは、先に分析方法を考えておくことが大切です。
たとえば、
・経験年数で比較したいのか
・研修前後で比較したいのか
・満足度を5段階で見るのか
・自由記載を質的に整理するのか
・人数や割合を比較するのか
を考えてから質問項目を作ると、結果をまとめやすくなります。
質問を作ってから分析方法を考えると、後から「このデータでは比較できない」と困ることがあります。
発表資料を作るとき
発表資料を作るときは、文字を詰め込みすぎないことが大切です。
研究発表では、聞き手が短時間で理解できるように、スライドはシンプルにまとめましょう。
おすすめは、
・1枚のスライドで伝えることは1つ
・表やグラフを使う
・文字は最小限にする
・結論を先に意識する
・背景、目的、方法、結果、考察の流れを整える
ことです。
看護研究の内容が難しいほど、スライドは見やすくする必要があります。
この記事で紹介した本
黒田裕子の看護研究 Step by Step 第6版
看護研究の全体像を学びたい看護師におすすめです。
テーマ決め、文献検索、研究計画、倫理的配慮、研究方法などを確認できます。
黒田裕子の 看護研究 Step by Step 第6版 [ 黒田 裕子 ]

ナースのための質問紙調査とデータ分析 第2版
アンケート調査を使った看護研究を行う看護師におすすめです。
質問紙の作成、調査の進め方、データ分析の基本を学ぶときに役立ちます。
ナースのための質問紙調査とデータ分析第2版 [ 石井京子 ]

SMARTなプレゼンでいこう!
院内発表や学会発表の資料を作る看護師におすすめです。
研究内容をわかりやすく伝えるスライド作成や発表の考え方を学べます。

まとめ
看護研究は、初めて担当すると難しく感じやすい分野です。
しかし、全体の流れを理解し、自分の研究段階に合った本を使えば、少しずつ進めやすくなります。
今回紹介した3冊は、それぞれ役割が違います。
・看護研究全体を学ぶ
・アンケート調査とデータ分析を学ぶ
・発表資料の作り方を学ぶ
という形で使い分けるのがおすすめです。
看護研究は、日常業務の疑問や困りごとから始まります。
最初から完璧な研究を目指す必要はありません。
まずは、自分の現場で感じている疑問を整理し、文献を調べ、できる範囲で一歩ずつ進めていきましょう。
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